
写真家が「古民家結婚式」をつくった理由
Our Philosophy
私たちは元々、結婚式場を運営する会社ではありません。
これまで数え切れないほどのご家族の姿をレンズ越しに
見つめ続けてきた、写真家のチームです。
ファインダーを覗きながらずっと感じていたジレンマがありました。
それは本当に美しい瞬間は
「スポットライトの下」にはないということです。

ハレの日」の裏側にある本当の美しさ
きらびやかな照明、分刻みのスケジュール、たくさんのゲストからの視線。一般的な結婚式は、美しく完璧に計算されています。しかし、人が本当に心を動かし、愛おしい表情を見せるのは、その「型」から外れた瞬間でした。 お支度部屋で親御様と交わした視線。誰もいない廊下を歩くときの少し緊張した吐息。ふと風が吹き抜けたときの自然な笑顔。作られた笑顔ではなく、その人らしさがこぼれ落ちる「日常の延長線にある温度」こそが、何よりも美しいと私たちは知っています。
「未来へのギフト」としての写真
私たちが残したいのは、明日SNSにアップするための「映える」写真ではありません。
10年後、20年後。お二人が人生の壁にぶつかったときや、いつか親御様が旅立たれたあと。クローゼットの奥からアルバムを引っ張り出したときに、当時の空気の匂いや、手の温もり、親御様の不器用な優しさまでが、鮮明に蘇るような記録です。人生をまるごと肯定してくれるような「未来へのギフト」を残すこと。それが私たちの使命です。


そのために辿り着いた「器」が、古民家でした
「未来に体温を届けるドキュメンタリー写真」を撮るためには、カメラマンがその場に空気のように溶け込み、お二人が心から無防備になれる環境が不可欠でした。
誰も自分たちを見ていない、飾る必要のない空間。それに最も適していたのが、日本の原風景とも言える「古民家」だったのです。畳の匂いに包まれ、風の音だけが聞こえる空間は、人から緊張を奪い、本来の家族の姿へと還してくれます。
最高の写真を残すために、最高の「器(空間)」から自分たちで用意しよう。それが、古民家結婚式「ツムグ」の始まりです。
「ツムグ(紡ぐ)」
という言葉には、
綿から糸を引き出し、
撚り合わせるという意味があります。
これまで別々の人生を歩んできたお二人の時間を紡ぐ。
親御様からの愛情を、次の世代へと紡ぐ。
そして、この場所での記憶を、10年後、20年後の未来へと紡ぐ。
特別な演出は何もご用意できません。
ただ、お二人とご家族の人生にとって、
いつまでも心を温め続ける「いちばん最初の家族写真」を
この場所で共に残せたらと願っています。
